イルフ童画館で、名誉館長さんや学芸員さんといろいろお話をさせていただけた
ことは、大変励みになった。これから頑張って創作して発信し続けていくことが
価値のあることなんだと思えたし、絵としての課題とか売り込み方とかもちゃんと
考えていこうとあらためて思った。イルフ童画館の展示やショップで武井武雄
の作品を拝見して、湧き出るみたいな楽しくユーモラスな創造の世界に触れて、
あ~わたしもこんな作家に絶対なろうと思った一日でもあった。
翌日・・・いのとさんは早朝のバスで帰られて、わたしは長野ひとり旅。
ひとり旅は慣れている。諏訪湖畔・・・犬の散歩のおじさんくらいしかいなくて、
とても静か。
上諏訪からJRで茅野へ。そこから山下清の作品が
展示されている、放浪美術館へ。山下清の花火の貼り絵
がすごく素敵だった。
日本の花火の美しさをこんなに的確に捉えている作品って
なかなかないんじゃないかと思う。花火と観客と夜の闇の
コントラストがいいナ・・・。その後、バスで蓼科へ。
蓼科は雪が残っていた。雪の上を歩くのは気持ちいい。
蓼科のマリー・ローランサン美術館へ行った。
油彩画やリトグラフやエッチングがたくさん見られて
幸せだった。ローランサンの絵は独特の色彩や柔らかく
流れるようなタッチが心地いいし、どの絵にもこだわりを
感じる。絵というのは色と形で気持ちを表せる
ものなんだなァっていうことにあらためて気付かされた。
※(左)諏訪湖周辺を走っているかりんちゃんバスの標識
(下)蓼科湖の近く:雪の上は太陽が照ると綺麗。