今描いている少し大きめの絵は、近づいて見ていただいたときに、
光や温度を感じるような絵にしたくて工夫しています。いつもの
ことだけど、より意識的に。気持ち次第でずいぶん違います。
子供の時、ユトリロとかルノワールとかが好きでした。
ユトリロは一般的に白のイメージが強い画家ですが、わたしの好きな
1枚は、木々の葉が昼間の光にきらめいた感じの描写が印象的な、
晴れた日の昼間を描い1枚でした。人物が細かく描かれていて、
街の平和な一場面をきりとった感じです。筆先がなんだか上品…と
子供ながらに思っていました。
ルノワールが好きだったのはのびやかなタッチと鮮やかな色彩が幸福感
をかもしだしていたから・・・。人物の表情が豊かで幸せそうなのも、
子供心にはやさしく響きました。小学校のときの先生が、ルノワールの
「黒」の美しさについて語っていました。ルノワールの描く人物が
着ている服の黒がなんとも微妙な黒なのだと。
絵を描く楽しさは、やっぱり「探究してこだわりを持つこと」だと思うこのごろ
です。探究していきたいです。
今まで使っていた、簡単なタイプの画像処理ソフトが今使えないため、
画像が載せられなかった今週。デジカメ写真が編集できないと
ファイル作りにも差支えるのでなんとかしなくちゃ。